プロのライターとアマのライターは何が違う?
アマチュアのライターをやっている。
いや、ブログとか。
お金を得てないから素人のライターか。
結構言ったもん勝ち。
そんなこんなで、今日はプロのライターとアマチュア・素人のライターの違いなんかを考えたい。
その違いとは、「客観的」か「主観的」か、だと僕は考える。
人は、客観的に言葉を連ねることに慣れていない。
人は、つい主観を述べてしまう。
良いと思うもの、悪いと思うもの。
好きなもの、嫌いなもの。
それは文字を通して「自分」を表現したいからだ。
会話は言葉を通して「自分」を表現したいからだ。
でもプロのライターは違う。
プロはBtoBで、BtoCな仕事だ。
彼らは言葉で「クライアント」「案件」を表現する。
彼らにとって感性はフィルターでしかないのだ。
すごくかっこいいと思う。
ほとんど黒子、裏方。
小説家との違いはそういう所かもしれない。
でも、『八日目の蝉』等で知られる角田光代さんは
「自分が好きなように小説を書いたことはない」
と言っていた。
小説も自己表現のようでいて、
読者のニーズに応えるようにつくられているのかもしれない。
じゃあ、芸術家は、誰のために作品をつくってるの?
爆発的に人気のある芸術家は、自分のために描いたものが、常に時代に即しているのではないだろうか。
流行を鑑みて、ウケを狙ったいやらしさのない、洗礼された流行物。
そう、常に恣意的なんだ。
狙ってもいないのに、当たってる。
なぜ当たるのか?
それは、芸術家が“今”を正しく捉えられてるからだ。
今世界で何が起きていて、今自分は何を感じているのか。
それを確実にカタチにできている。
だから当たる、今の人に。
そっか、ずるいな。
たぶん、こうやって考えることもなくホンモノは素晴らしいものをつくりだせる。
感性で完敗してる。
もっと、今日を慈しみたい。
もっと、全てを大切にしたい。
もっと、感じたい。
もっと、心を動かしたい。
考えないと感性を動かせない僕は、やっぱりまだ弱い。
でも、鍛錬と意識がそれを変えてくれると、僕は信じてる。