超満員
気持ちがすさんでいく時間。
満員電車。
胃が圧迫されて美味しく食べてきた時間も出ていきそう。
子どもの頃、まだ世界が狭かった時代。
まだまだ僕は無垢だったし、誰かを傷つけることは悪いことだって信じ続けてた。
大人になることは、汚れることだってどこか思ってた。
そして、汚れることは必然で、悪いことじゃないんだって。
でもそうやってずるくなるのは、本当に誰かのせいなのかな?
陰口も裏切りも、主体は僕なのに。
だからって今更ネガティヴなことを言わずに毎日を生きられるだろうか。
こんなにも汚れた東京で。
でも、変えたいなら自分を変えないとね。
だって傷つけられたくないもの。
人を傷つけるのも好きではないもの。
満員電車をつくりだしてるひとりとして、満員電車の外では誰も傷つけたくない。